「ゲーミングPCを経費で落としたい」
配信を始めた・VTuberとして活動している・動画編集で収益を得ている——そういった方から、このご質問をいただくことが増えています。
Null PC Architectureは自作PC組立代行・構成相談を運営しており、個人事業主やフリーランスの方のPC組立も多く担当しています。私自身も車やPCを経費計上している立場から、実務的な観点でお答えします。
※本記事は一般的な解説であり、税務アドバイスではありません。個別の経費計上については税理士にご確認ください。
結論:ゲーミングPCは経費にできる。ただし「仕事で使う実態」が必要
ゲーミングPCを経費にするための基本条件はシンプルです。
「そのPCを仕事(収益活動)に使っている実態があること」
これだけです。税務上の論点は「そのPCは事業用資産か」という一点であり、「ゲーミングPC」かどうかは関係ありません。高性能なゲーミングPCを使っていても、それが仕事道具なら経費になります。
どんな職種・活動なら経費にしやすいか
VTuber・ゲーム配信者
ゲームのプレイ・配信・動画の編集と公開が収益活動になっている場合、ゲーミングPCはその中核的な仕事道具です。収益が発生している(YouTube・Twitchの収益、案件・スポンサー収入など)なら、経費計上の実態として説明しやすい職種です。
動画編集者・映像クリエイター
動画編集・3DCG・モーショングラフィックスを業務として行っている場合、GPUの性能が直接仕事の品質・速度に影響します。クライアントからの受注記録・請求書・振込履歴があれば、経費の根拠として説明しやすいです。
ゲームライター・ゲームレビュアー
媒体への寄稿・ブログ収益・アフィリエイト収入など、ゲームをプレイして記事を書くことが収益活動になっている場合、ゲーミングPCは仕事道具です。
フリーランスエンジニア・デザイナー
ゲームはしないが、高性能GPUをAI開発・機械学習・レンダリングに使っている場合も同様に経費になります。
経費にしにくいケース
以下の状況では、経費計上が難しくなります。
- 収益がほぼない趣味の範囲:配信はしているが収益ゼロ・フォロワーも少なく事業性を説明しにくい場合
- 仕事以外での使用割合が圧倒的に高い:仕事で週1時間、趣味で週30時間という場合は按分してもほぼ経費にならない
- 会社員で副業がない:給与所得者は必要経費の概念が限定的(特定支出控除など別の枠組みが必要)
「趣味でも使う」場合は按分で対応する
仕事でも趣味でも使うPCは、按分(あんぶん) という方法で、仕事に使う割合だけ経費計上できます。
按分の考え方(例):
| 使用状況 | 週の使用時間 | 按分割合 |
|---|---|---|
| 配信・動画編集(仕事) | 20時間 | 50% |
| ゲーム・趣味 | 20時間 | 50% |
| 経費計上できる割合 | — | 50% |
PCが30万円の場合、50%按分なら15万円が経費対象になります。
按分割合は「合理的であること」が重要で、月ごとの記録・配信ログ・案件の記録などで裏付けが取れるようにしておくと安心です。
金額別の経費処理方法
ゲーミングPCを経費にする際、購入金額によって処理方法が変わります。
| 購入金額 | 処理方法 |
|---|---|
| 10万円未満 | 購入年度に全額経費計上(消耗品費) |
| 10〜20万円未満 | 3年均等償却(一括償却資産) |
| 20万円以上 | 法定耐用年数4年で減価償却 |
| 30万円以上(青色申告者) | 少額減価償却資産の特例で一括計上できるケースあり |
自作PCの経費上のメリット: パーツを個別購入するため、1点あたりの単価が10万円を下回ることが多く、全額をその年に経費計上しやすい構造になっています。30万円の構成でも、GPU・マザーボード・メモリ・SSD・電源・ケースと分散して購入すれば、それぞれが10万円未満になるケースも多いです(ただし「一体の資産」とみなされる可能性もあるため税理士確認を推奨します)。
減価償却の仕組みと自作PCの具体的な経費メリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
減価償却の仕組み・BTOと自作PCの経費比較・個人事業主向けの経費活用術を詳しく解説。
今のパーツ高騰だからこそ、経費活用が重要になっている
2026年現在、ゲーミングPCのパーツ相場は高騰しており、ミドル〜ハイスペックの構成で20〜35万円超が相場です。
この金額を経費計上できるかどうかは、手取りへの影響が大きいです。仮に所得税・住民税の実効税率が30%の方が30万円のPCを全額経費計上できれば、9万円相当の節税効果になります。
「どうせ買うなら、正しく経費にする」という視点が、今の価格環境では特に重要です。
組立代行費用・領収書の管理について
Null PC Architectureでは、組立代行・構成相談のご依頼に対して領収書(または請求書)の発行に対応しています。
- 宛名(屋号・個人名)の指定が可能
- 品目の記載(組立代行費・構成相談費など)も対応
- 振込・Square決済いずれにも対応
「PCのパーツ購入と合わせて、代行費用も経費にしたい」という方は、ご依頼時にお申し付けください。
ゲーミングPC・仕事用PC・VTuber向けPCの組立代行に対応。領収書発行・全国郵送対応・受託者賠償責任保険加入済み。
自作PC組立代行の詳細を見る →まとめ
- ゲーミングPCは「仕事で使う実態」があれば経費計上できる
- VTuber・配信者・動画編集者・ゲームライターは該当しやすい職種
- 趣味との兼用は「按分」で仕事割合のみ経費計上
- 自作PCはパーツ単価が分散するため、経費処理が柔軟になりやすい
- パーツ高騰の今こそ、正しい経費計上で実質負担を下げることが重要
- 組立代行費用も経費対象・領収書発行対応
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